子どもが小さいうちって専業主婦になる?
年収900万円くらいあればいいのかな…
みなさんどれくらいの年収でやりくりしてるのか気になります。
国税庁の「民間給与実態統計調査」によると年収900万円以上ってサラリーマンの5.9%らしいです。
年収900万円の専業主婦世帯の暮らしぶりに迫ります。
年収900万円で専業主婦をする生活って?
給与所得者の平均的な給与は、およそ430万円です。(国税庁:民間給与実態統計調査による)
かなり余裕がありそうに見える年収900万円ですが、意外にカツカツだと言う声も聞こえてきます。
年収900万円の家庭のイメージをつかんでみましょう。
年収900万円の家計のモデル
税金は子供など、扶養している家族の人数、住んでいる地域でも変わってきますが、手取りはざっくり言って8割前後になります。
税率は、所得900万円を超えると23%から33%に上がります。
2割控除されて900万円を超えるとなると、年収は1125万円を超えると配偶者控除もゼロになり、年収1000万円前後は微妙に苦しくなるラインです。
(うぉ~。年収高くても目減りが激しいのね)
小学生以下の子供1人を持つ3人家族の場合の予算をシミュレーションしてみましょう。
年収900万円 手取り700万円前後=月収50万円+ボーナス100万円 | 年収500万円 参考値(手取り400万円前後=月収26万円前後+ボーナス80万円) | |
住宅費 | 14万円 | 7万円 |
食費 | 8万円から12万円(外食数回) | 6万円(外食1回またはなし) |
光熱費 | 2万円 | 1.6万円 |
通信費 | 2~3万円(携帯やネット代) | 1万円(格安スマホなど) |
日用品代 | 2万円 | 1万円 |
衣類・クリーニング | 2万円 | 0.4万円(季節品はボーナス) |
医療費 | 1万円 | 1万円 |
美容・理髪 | 3万円 | 1.5万円 |
交通費 | 1万円(車を持つなら3万円) | 1万円 |
教育費 | 6万円 | 3万円 |
夫の小遣い・交際費 | 5万円 | 2万円 |
家具家電・その他 | 2万円 | 0万円(ボーナス払い) |
貯蓄・保険 | 2万円 | 1万円 |
参考記事

あった分いい感じに消費してしまう
【年収900万円あった場合】
- 家電や衣類などの予算を毎月の中から積み立てる余裕が生まれる
- 教育費にお金がかけられる
- それなりに支出してしまい余裕があるというほどでもない
年収900万円の場合、子供の教育を私立系列で進めたいと考える家庭もあり、その分家計はタイトになります。
私立小学校の年間費用はおよそ150万円、中学校およそ130万円、高校およそ100万円なので1590万円‼(文部科学省「子どもの学習費調査」平成26年度を参考に算出)
ちなみに全て公立なら460万円くらいです。
大学の学費については、私立と公立では私立のほうが2.5倍の費用がかかるそうです。(ベネッセ教育サイトによる)
【大学進学時の初年度学費:入学金や設備費込】
- 国立大817,800円
- 私立大文系1,146,819円
- 私立大理系1,501,233円
- 私立大医歯系4,606,887円
隣の芝生は青い
子育て家庭では、子供が小さいうちに教育費がどれだけためられるかが勝負ともいえます。
年収500万円でも、高校まできっちり公立で専業主婦が出費を食い止める働きをした場合、それなりにやりくりはできますし、仕送りの不足分は、パートでアシストするという方法を取ることができます。
一方、年収900万円あっても、小中一貫私立に入れたり、習い事が多い、医科歯科志望などというとかなり厳しくなってきます。
専業主婦か働くかの分かれ目は?
- 社会にでて働くのが性に合っている
- 家で過ごすのが好きだし家やことものことは自分の手でしたい
お金のために働くという決断は当然ですが、社会に出て色んな人にあったり、作業したりするのが好きか、マイペースで過ごすのが好きかというところで、どちらを選ぶべきと誰かが決めるものではないです。
専業主婦の場合は、なんでも自分でこなして家事労働をして支出を抑えますし、外出回数も少ないので衣類や美容費も節約可能です。
家にいて内職という手もありますし、本人の幸福感を優先して生き方を決めるのが一番なのではないでしょうか。

年収900万円でも苦しいと感じる人
- なんとなく全体に支出が多め
- 貯金すべきという強迫観念に縛られている
年収900万円あれば、手取りで660~700万円の収入になります。
都心では高収入の人が全国平均より多いですが、その分家賃や住宅費などを含め、生活レベルが高く支出が大きくなります。
その中でやりくりするのですから本当に大変です。
年収500万円と比べて900万円は手取りでも何百万円の差がありますが、日常の生活費費目がどれも1~3万円高くなると余裕が感じられなくなる程度の差です。
年収が500万円~900万円の専業主婦と変わらない焦りを感じている人が含まれています。
専業主婦が幸福感を感じる瞬間は?
現実としてお金に余裕があることは、気持ちの余裕につながりますが、家族の幸せの形はその家庭ごとに違ってきます。
【専業主婦を全力でやるのが幸せなパターン】
外で働くのが苦手なのにムリに共働きするとイライラして家族にあたってしまうなら、買いたいものが買えてちょっとだけ貯金ができる暮らしよりも専業主婦が幸せ♫
【不足を自分で稼ぐのが幸せなパターン】
お金があったらいいというだけでなく、「人と積極的に関わるのが好き!」という人は、仕事を持つのが幸せ♫
家のことを家族で分担できる体制が取れるなら専業主婦を卒業すべし!
参考記事

年収900万円生活を調べて思ったこと
- 家族が協力していまの生活を楽しむことが一番!
- どうしても年収アップを狙うなら内職や就職を検討しましょう
- 教育費は長期計画も大事ですがすべて貯金でまかなわなければならないわけじゃない
上のレベルの生活を目標にするのは良いことだけど、頑張りすぎて家族がバラバラになるのだけは避けたいです。
専業主婦の笑顔があれば、お金の悩みに解決策はきっとあるはずです。
「やる気スイッチ」を入れることからスタートですよ!

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